食料品買い出し

ここShevetでは毎朝、その日に各メンバーが行う働きのスケジュール表が配信される。今日の私の一番大きな仕事は、食料品の買い出し。あら、これくらいなら1時間もあれば終わるんじゃ・・?などと思っていたら大間違いだった。

バッグをもって外出する気まんまんの私に、先輩(といっても30歳以上若いだろうな)のDoroが言った。「まだまだ、まずやることあり。」まずは2軒の大きな家(ひとつはスタッフ、ひとつは病気の子どもと家族用)の食料品倉庫に行って、何があるか何がないかの在庫を確認する。これがなかなか難しい。というのは、食品ラベルは全部ヘブル語だし、加えて見たこともない(クルド人やパレスチナ人が食べる)エギゾチックな食品もある。何かそもそもよくわからないものを、字が読めないお店に行って買えるのか・・・。それから、夕食づくりはローテーションでやるんだけど、その担当者から必要な材料メモをもらって、それも勘定にいれなくてはならない。赤ちゃんもいるから、おむつとかミルクとかもある。在庫確認と買い物必要表ができたところで、Doroの運転でお店に行く。Doroがお店の中に何があるか、どうやって商品を選んだらいいか、セールの見方などを教えてくれる。フレンドリーなイスラエル人のおじさんが、なんやらヘブル語で話しかけてくるので、「Sorry. ヘブル語わかりません」というと、「Ok Ok イングリッシュオッケー。ハローハロー」といやにフレンドリー。アジア人を見るのがめずらしいんだろうな。最初は文字は読めないし、言葉はできないし、すごい居心地の悪い場所だったけど、そのうちモノを探すのに没頭して全く気にならなくなった。ハレルヤ。

結局、大きなカートに2つ分の買い出しをし、トータル1,000シュケル($300くらい)。家に戻り、それぞれの棚に補充。体力的にも精神的にもつかれたしごとでした。Doroは「すぐ慣れるよ」と軽く言うけれど、アシュドテの喧騒をブンブン車を飛ばし(イスラエルの運転はかなり荒い)、ラベルの読めない商品をばんばん買い物籠に入れ、物おじなくどんどん進んでいく彼女は私にはヒーローにしか見えなかった。そう彼女に言うとDoroは、「4か月前Shevetに来たときは、英語がひとつもしゃべれず(今となってはうそみたい)、すごくシャイで英語スタッフとは全く会話ができず、自信も決断力もなかった・・・」という。神様は本当に人を新しく建て上げらる方だ!

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