5週間のShevet Achimでの無事奉仕が終わった。誰かが旅立つとき、Shevetでは全員からWord of Encouragement(励ましの言葉)を送ることになっていて、ひとりひとりから思い出や面白い話やはなむけの言葉をもらう。たった5週間だけど、全員でひとつの目標に向かって、しかも普通ではないような困難も一緒に乗り越えていくことで、関係がかなり深いものになる。神の祝福は関係に現れると思う。受け入れてくれたShevetとこのような機会を与えれた神様にハレルヤ。
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アシュドテ駅から電車でエルサレム駅に行き、そこからタクシーでベツレヘムへ。距離にして10Kmくらいだけど、エルサレムはイスラエル、ベツレヘムはパレスチナなので簡単にはいかない。ユダヤ人の運転手はパレスティナには入ることができないので、アラブ人のタクシーを使うことになる。以前は運転手にひとりひとりに、アラブ人かどうか確認するしかなかったようだけど、今はGettというアプリ(Uberみたいなやつ)で、行き先をBethlehemと入れると、自動的にアラブ人の運転手を選んでくれる。点々のところがイスラエルとパレスチナのボーダー。
ナオミと一緒にモアブから帰ってきたルツがボアズの畑で落穂ひろいをした街、羊を飼っていたダビデがサミュエルに油注がれた街、ヨセフとマリアが住民登録しに帰ってきた故郷、キリストが生まれた街、ベツレヘム。
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House of Peaceというホステルに2泊予定。ここはパレスチナ人のクリスチャン(数少ないプロテスタント系)がやっているホステルで、そこの息子のダニーというひとがツアーガイドもしてくれるというので選んでみた。
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ここは大変に安全らしい。パレスチナの人たちはみんな愛想がよくフレンドリー。大半はモスリムだけど、クリスチャンの旅人はイスラムでも大切な預言者イエスを信じている人だから大切にしなくてはならないと教わっているそうで。子どもたちも学校で旅行者にあいさつするようにと教わるらしく、笑顔で「ハーイ!」とあいさつしてくれる。その点、パレスチナ人のほうがユダヤ人よりずっと愛想がよく、声をかけてくれるように思う。House of Peaceで出会った人と一緒に夜のベツレヘムを散歩してみた。