Bible Lands Museumというのと、Israel Museumというのに行ってみた。Bible Lands Museumはその名の通り聖書(旧約)の歴史をたどるもの、Israel Museumは総合的なアート博物館だけど、考古学の建物には聖書の歴史に関係した考古学的な発掘物を展示していて、死海文書も見られる。興味深いものがたくさんありますが、いくつかだけ紹介します。

1世紀のコラジンにあったシナゴーグの遺跡。ガリラヤ地方を中心に福音を伝えたキリストはきっとこのシナゴーグにも行ったんじゃないかと思う。だけど、「わざわいだ、コラジン。(マタイ11:21)とキリストに言われているから、悔い改めないシナゴーグであったのかも。
古代ユダヤの墓。裕福な人は個人用の墓を持たが、ふつうの人は家族ごとのこのような墓をつかいまわしていたそう。遺体やその人にまつわる物を再度のベット状のところに安置し、完全に骨になったら骨は骨を入れる箱(長方形の粘土製)に収め、その人にまつわる物は中央のスペースに移動させた。古代ユダヤでは、死後3日間は霊が遺体とともにあり、その後霊が離れる(完全な死)となると考えられていたとのこと。
足を洗うためのたらい。人々ははだしやサンダルで徒歩で移動していたので、客を迎える側は、このようなたらいで足を洗って迎え入れるのが礼儀(もてなし)だったそう。
第二神殿に建てられていたサイン。ユダヤ人しか入れない場所と誰でも入れる場所との境界に、このようなサインがたくさん建てられていたそう。「異邦人はここには入ってはならない。違反して捕らえ死罪となっても自分の責任」という意味。

そのころのあなたがたは、キリストから離れ、イスラエルの国から除外され、約束の契約については他国人であり、この世にあって望みもなく、神もない人たちでした。 

しかし、以前は遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスの中にあることにより、キリストの血によって近い者とされたのです。 

キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、 ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。

エペソ人への手紙2:12-15