シェバホスピタルに行くと、自分がほんとうに何もできないことを感じることが多いけど、だんだんそれに慣れてきた気がする。今日も心臓のエコーをとるため子どもに付き添ったのだけど、その子が泣いて泣いてどうしようもない。泣いてばかりいるときちんとしたエコーが取れないので何とかなだめようとするのだけど、いったん泣き出した小さな子どもをなだめるというのはかなり難しい。そんな中、看護婦さんやテクニッシャンから「ちょっと外に出ていて」と言われることがある。今日も、この前も。言われて半分はほっとする。そこに私がいても、言葉ができるわけでもなく、医療的なことがわかるわけでもなく、母親以上に子どもをなだめられるわけもなく、とにかく何もできないわけで、そこにいるというタスクから解放されてうれしい気持ち。半面で、やっぱ私は不要だよね~というちょっと悲しい気持ち。
もしかして必要とされるかもしれないからウロウロしているけど、必要とされなくても特にがっかりもせず鼻歌でも歌っていられるようになりたいな。