これはメズーザ。ユダヤ人の家の戸口、入るとき右側の戸口の柱につけられている。中には、手書きで書かれた申命記6章4-9節と11章13-21節が小さな巻物になって入っている。9節の「入り口の柱」の柱がヘブル語でメズーザ。左が家の中の各部屋にあるもの、右は家の玄関にあるもの。

メズーザはまっすぐではなくて若干内側に傾けてつけられる。はじめは雑につけて曲がってしまったのかと思ったけど、斜めでなくてはならないらしい。私たちの小さな部屋にはドアが二つあるので、メズーザも二つ。毎日みことばに守られて暮らしているのだわ!下のメズーザはエルサレムのJaffa Gate(ヤッフォ門)のもの。

4イスラエルよ聞け。われわれの神、主は唯一の主である。

5 あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない。

6 きょう、わたしがあなたに命じるこれらの言葉をあなたの心に留め、

7 努めてこれをあなたの子らに教え、あなたが家に座している時も、道を歩く時も、寝る時も、起きる時も、これについて語らなければならない。

8 またあなたはこれをあなたの手につけてしるしとし、あなたの目の間に置いて覚えとし、

9 またあなたの家の入口の柱と、あなたの門とに書きしるさなければならない。

申命記6章

4節の「聞け、イスラエル(シャマ、イスラエル)」は朝夕の祈りの中心聖句でもあり、ユダヤ人にとってのもっとも大切(と言っていいのかわからないけど、身近にあり繰り返される)聖句。独特の旋律がある。こんなかんじで。

8節の「手につける」と「目の間に置いて」は、テフィリン(Tefillin )と呼ばれる小さな箱状のものをこんな感じでつける。